「さらなる成長」を求めて、30歳を目前に転職検討。キャリアアップを叶えたEight転職エージェントとの出会い

2012年のサービス誕生から10年、Eightは、ビジネスパーソンのライフタイムに伴走するサービスとして歩み、現在はキャリアプロフィール 「Eight」として、「名刺管理に、転職に」とご活用頂いています。本連載では、Eightを通じてキャリアチェンジした方に匿名インタビューを実施。ビジネスパーソンの皆さまの、本音の転職ストーリーに迫ります。


――今回は、何度目のご転職になりますでしょうか?

1度目です。現在社会人7年目で、前職には新卒から約6年間勤めた後、Eightのエージェントサービスを利用して転職活動を行い、今年の頭に現職企業に入社しました。

――ご転職後、現職での満足度はいかがでしょうか?

100点です。仕事内容にも満足していますし、採用時に人柄や、自分たちのミッション・ビジョンに適した人物かどうかを凄くよく見ている企業だと感じて、実際に似たようなマインドを持っている人間が集まっていると感じますね。居心地の良い環境で仕事ができています。現在はフルリモートが可能な環境なのもありがたいです。

転職後の満足ポイントは、「現職になりフレックス、かつフルリモート勤務になり、時間の使い方の自由度が上がった」「社内での異動がしやすく、様々なキャリアが体験できる」「社内にドリンク常備の交流スペースがあり、他部署の人とも気軽にコミュニケーションを取れるような制度が整っている」の3点を挙げて頂きました。

――転職を考え始めたときは、何社ほど検討候補に挙がりましたか?

Eightで転職活動をしたのは2021年の秋、実際に現職に入社したのは2022年の頭になるのですが、実はその前、2021年の夏に一度他の転職エージェントにも相談していました。初めての転職活動だったこともあり、業界大手の企業に相談し、求人を何社か紹介頂いた上で選考に進み内定も頂いていたのですが、最終的には内定承諾まで気持ちを決め切れずでした。

これは私の主観になりますが、おそらく転職エージェントも大手になればなるほど抱えている案件の数が増え、求職者ひとりひとりに向き合う時間が少なくなるのではないかなと感じました。「自分と企業とのフィット感をそこまで感じられなかった」というのが、夏の転職活動で入社まで至れなかった理由だと思います。

――では、その一度目の活動と、ある意味の反省を経て、秋にEightにご相談を頂いたのですね。

はい。Eightはもともと名刺管理ツールとして前職から活用していて、転職エージェント機能があることをたまたま知っていました。前回の経緯もあり、転職サービスとして有名過ぎないと言いますか、そのあたりも「相談してみようかな」と気になったポイントです。また、前職同様IT業界を志望していたので、同じIT業界であるEight(Sansan株式会社)であれば、同業種の求人に強いのではないかという期待もありました。

ーーちなみに、Eightはこれまでどのように活用されてましたか?

前職から個人の名刺管理ツールとして使っていました。営業なので、展示会で名刺交換する機会も多く、交換した名刺をEightに取り込んで管理する、繋がりを作る目的で活用しています。

ーー実際にEightの転職エージェントサービスをご利用してみていかがでしたか?

担当エージェントの輪田さんがとにかく親身になってくれてありがたかったです。最初の面談から「将来どうしたい?」「どんな働き方を求めている?」と、とにかく内面を深堀りしてくれたので、自分の中での転職軸の整理にもなりましたし、「ここまで自分に興味を持ってくれる人に任せたい!」という気持ちにもなりました。

エージェント経由での転職活動は、求人を紹介頂いて、間に入って頂いて応募と採用選考を重ねていく形になりますが、当初ご紹介頂いた2社ですんなり内定まで頂けて、最終的にその2社で検討した上で、現職に決めました。

――凄く理想的な転職活動ですね。現職に決めたきっかけや、働く上で大事に考えていた転職軸をお聞かせ頂けますか?

最終2社で悩んだ上で、もう1社を選べなかった理由は、そちらの企業のビジョンが、比較すると少し弱いように感じたからです。2社とも同じIT業界・営業ということもあり、実際の業務内容自体はおそらくそこまで変わらないだろうと思ったのですが、入社を決めた現職のほうが会社としての目指す方向性が明確でした。自分がこの年齢ということもあり、企業経営の姿勢への安心感を感じられたという点が決め手だったと思います。

また、転職の条件は、これまでと同じIT業界で営業職であるということ。軸の部分は、「ワクワク感を感じられるかどうか」と「自分とその企業が本当に合うのかどうか」。凄く感覚的な話なのですが、その見極めに時間を費やしたと思います。

ーー今回初めての転職活動をしてみて、「新卒の時の就職活動とは考え方が変わったな」と感じた点などはありましたか?

仕事に対する意識と、会社選びの考え方は凄く変わりましたね。新卒のときは、お恥ずかしいのですが、「とにかく早く就職活動を終えたい」と思っていました。IT業界志望という軸はあったものの、そこまで真剣に働く姿をイメージできていなかったと思います。社会人がどういう生活を営むのか、どんな職種があって具体的にはどんな業務内容か、今考えるとなにも分かっていなかったです。

――学生のときはみんなそうだと思います。では、前職時代、社会人のスタート時はワクワク感はそこまで重要視していなかったですか?

その時ならではのワクワクは感じていました。前職は中小企業なこともあり、早い段階から裁量を与えてもらい、自分なりの大きな目標を設定してそれに向かって走ってきました。ただ、その目標をクリアした後はやはり段々とワクワクが減ってきたような気はしましたね。前職に在籍したままで次の目標を考えたときに、思いつかなくなったこともあり、転職を考えるようになりました。

――前職できちんと走りきったんですね。

はい、その点で前職にも凄く感謝しています。やれるところまでやりきったと自分自身で思えたからこそ、自然と転職という選択肢を考えるようになり、腰を落ち着けて転職活動に取り組めたと思います。

――転職活動を経て、現状ご自身のキャリアの中で「こうなっていたい!」というビジョン、また、キャリアのみならず人生で叶えたい展望などはありますか?

キャリアのみならず、人生を通して「ずっと成長していきたい」という気持ちがあります。旅行が趣味なのですが、そういった自分自身の欲望というか、やりたいことをきちんと叶えられる人生でいたいなと。

また、現職が凄く「数年先になにをやっていたいか、どうなりたいか?」をヒアリングしてくれる文化があり、日々の中で数年後の自分について考える機会が多いのですが、もっとセールスとして色んな機会に携わり、色んな事ができる人になっていたいですね。

ライフプランのことで言うと、現在結婚はしているのですがまだ子どもは考えておらず、夫とも「お互いの仕事とプライベートの充実が一番」という話をしています。仕事が凄く楽しいこともあり、今はまだ「子育て」と「仕事の充実」を比較したら後者のほうを大事に感じます。

ーー年齢によって、色んな選択肢が目の前に現れますよね。話は少し変わりますが、普段からキャリアや転職のお話など、周りの方とは積極的にされますか?

転職活動時は、周りに同業界の友人がいなかったので「転職しようと思ってるんだ」ぐらいだったかなと…。ただ、転職を経験している友人には、転職の進め方などは凄くヒアリングしました。「何社ぐらい受けて、どんなスケジュールで、職務経歴書にはどんなことを書いたか」など、分からないことはとにかく聞きましたね。

普段のキャリアの話に関しては、親しい友人だとしても、仕事に関する本当に詳しい話はお互いにあまりしないので、そのあたりをエージェントの方に相談できるというのも新鮮な経験でした。

ーーわかります。私も転職経験者ですが、友人や会社の人には打ち明けづらい個人的なキャリアの悩みも、エージェントにはそのまま話せて、その上で客観的な意見をもらえるということに最初は驚きました。

一種のカウンセリング効果もありそうですよね。もやもや考えていることを言語化していくことで分かってくることも沢山あるなと、転職活動を通じて感じました。

ーーちなみに、これまで一番仕事で悩んでいた時期はいつ頃でしたか?また、その頃の自分に今だから伝えたいことはありますか?

営業だと、数字が出なくて悩む時期というのが必ずあると思います。私の場合は、3年目あたりで、その頃の自分を「もうひと踏ん張り頑張ろう。結果を出せば先は明るいよ」と励ましたいです。結果的には、そのときに頑張ることができて、ひと山越えて結果を出せた感覚が自分の中にありました。諦めなくて良かったです。

――社会人3年目、社内外の事情も分かってきて、色んなことに気づくようになったからこそ、苦しくなる時期ですよね。

私の場合はそれに加えて、社内で一番尊敬していた先輩が退職してしまって。目標にしていた方だったので、「これからなにを目指せばいいんだろう?」と途方に暮れてしまいました。

ただ、その先輩とは転職された後も関わりがあり、よく「視野を広くしてみて」と言われていました。「今いる会社や今の仕事が全てではない、広い世界を見てみるべき」とも言われていたのですが、当時はその意味が全然分からなくて。今回転職してみて、言葉の意味がようやく分かるようになりました。同じ業界、同じ職種だとしても、企業によって本当にカルチャーも仕事の進め方も、働き方も違うんですよね。転職してからその先輩に、「やっと分かりました」と電話をしました。先輩からは「こちら側へ、ようこそ」と言われましたね(笑)

ーー素敵なエピソードですね。転職を経験している人間はみんな、「分かる!」と感じると思います(笑)

私自身、転職して以降、前職の後輩から相談をよく受けるようになりました。「どうして転職したんですか?」「1、2年目で転職するのってどう思いますか?」と聞かれることが多いです。その経験から思ったことは、1、2年目の社歴が浅いうちに転職を考えている人は、なにかしらか会社に不満があって、とにかく今の状況から逃げたくて一番早く内定が出た企業に飛び込んでしまう…というパターンになることも多くて、それは良くないと止めています。

焦らずに、自分に何ができるのか、転職で叶えたい軸はなんなのか、どんな企業でなにをしたいか、しっかりと考え抜く時間が必要だと思います。人と話すことはその洗い出しに効果的だと思いますが、その点でEightのエージェントの方は一番丁寧で親身だったと思います。

ーーそう言って頂けて、本当に嬉しいです。Eightは、「ビジネスパーソンのライフタイムに伴走する」をサービスミッションに掲げていますが、それは体現できていましたでしょうか。

はい。冒頭でも少し触れたのですが、他社のエージェントを利用したときは、あまりこちらの本音を深堀りしてくれようとはしませんでした。定型のアンケートのような項目に答えて、合致する求人は紹介してくれるものの、それが自分に合っている企業かどうか判断がつかず、そもそも紹介してもらった企業の違いもよく分からなくて。

「早く入社してほしい」という圧力も感じましたね。私も営業なので、案件としてスピード感を求める気持ちは分かるものの、人生に関わることなので、焦らされると余計に決め切れなかったです。その点で、Eightのエージェントの方も現職の採用担当の方も、こちらの事情に本当によく寄り添って頂けたと思います。

ーー転職サービスとしてのEightは、人におすすめしたいと思って頂けましたか?

おすすめしたいです。先ほども挙げた「人の良さ、丁寧さ」をもっとサービスの強みとして押し出してほしいです。

一方で、「Eightに転職機能がある」ということはまだあまり世の中には知られていないのかな、と感じます。これからその認知がもっと広まって頂けると、より周囲におすすめしやすいです。

――激励ありがとうございます。皆さまにご活用いただけるサービスとなれるよう、今後一層頑張ります。

企画・インタビュー・執筆:小田川 菜津子(Eight)

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