最新のソリューションを自在に連携させる、アクセンチュアの「クロスプラットフォームコンサルティング」。業界の垣根を越えたシナジーが生み出す顧客価値

近年のデジタル化・IoT化を背景に、業界の垣根を超えた新サービスが次々と生み出されている。2020年、アクセンチュアでは複雑化する各企業のビジネス課題に対応するべく、複数のソリューション機能を配置して連携させ、さらなる効率化を実現する組織「クロスプラットフォームコンサルティング(以下、XPF)」を発足。 各業務領域の深い知見に基づき、プロジェクトのハブ役として社内の様々な部門と連携。顧客のビジネスアジェンダに寄り添ったロードマップを描き、様々なテクノロジーを組み合わせたデジタル変革を設計・推進していく役割を担っている。 顧客接点業務領域の豊富な経験を活かしてカスタマー&セールスプラクティスグループを率いる谷山敬人、SAPの導入・設計でプロジェクトをリードする栗花落一史、製造業全般のサプライチェーン改革を推進する紙屋平、3氏へのインタビューを通して、XPFの強み、そこで働くことの醍醐味について伺う。


インダストリー、ソリューション、ファンクションの垣根を越える

――2020年に立ち上げられた「クロスプラットフォームコンサルティング(XPF)」は、どのような組織ですか?

谷山敬人(以下、谷山):これまでは、一つの課題に対して一つのソリューションで対応することが一般的でしたが、XPFでは複数のソリューションを組み合わせて設計・構築します。例えば、Salesforceをフロントに据えてSAPを基幹システムとして活用するなど、お客様にとってのベストプラクティスを模索しながら、顧客体験やサプライチェーンの最適化を行っていきます。テクノロジーにインダストリー(業界)、ファンクション(機能)を束ねてデリバリーすることで、新たなシナジーを生み出せると考えています。

谷山敬人(たにやま・のりと)
テクノロジー コンサルティング本部 製造・流通グループ日本統括 兼 カスタマー&セールスプラクティスグループ 日本統括 マネジング・ディレクター。1998年にアクセンチュア入社。製造・流通業界を中心としつつ、多岐にわたるお客様の案件・プロジェクトを指揮。全社デジタルトランスフォーメーション、全社業務システム再構築、業務生産性向上、大規模基幹システム構築など、さまざまなタイプの案件を主導。特に近年は最新テクノロジーを活用した企業のデジタルトランスフォーメーション、企業変革案件を多数手がける。

栗花落一史(以下、栗花落):従来のやり方では、SAPやOracleなど一つのソリューションが持っている機能の範囲内でしか課題解決のアイデアを見つけられません。求められているニーズに対して、アクセンチュアが本来持っている幅広いソリューションを提案できないのは、非常にもったいないと感じていました。それらの制約を取り払い、最適なソリューション連携を自由に提案できるのがXPFという組織です。

紙屋平(以下、紙屋):今までは特定のインダストリーや、特定ソリューションという軸で専門性を高めていくことが多かったと思います。引き続き、その視点での専門性は重要ですが、これだけ世の中が流動的になってきているので、コンサルタントとして幅広い業界やソリューションの知見を吸収していく必要があります。XPFでは表面的な情報だけではなく、ソリューションのコアな情報までキャッチアップしながら、それをどのように使っていくのか自分の頭で設計していきます。柔軟な思考でコンサルティングしていきたい人にとっては、面白みのある仕事ができる組織ではないかと思います。

谷山:最近ではインダストリーの垣根がかなり無くなってきていると感じています。コンビニが金融業界へ進出したり、通信会社が消費財を売るお店を構築したり、事例を数え出せばきりがありません。インダストリーの垣根を越えるときには、我々の中に蓄積している他業界の類似した知見を活用できるのです。例えば、通信会社がお店を提供することになったら、アクセンチュアの小売業チームが、店舗のオペレーションについて情報提供することができます。つまり、XPFではファンクションという軸でも考えながら、柔軟に対応することが可能ということです。

最新のソリューションを、最適な顧客価値に変換していく

――XPFの強みは、どんなところにあるのでしょうか?

谷山:アクセンチュアの総合力を活かしながら、複雑で難易度の高いプログラムを推進できることが強みです。社内には、戦略設計やマーケティングから、SAPやSalesforce導入、Javaでのシステム構築、先端テクノロジーの活用まで幅広いソリューションを提供できる体制が整っています。アクセンチュアはそれらを組み合わせて最適な顧客価値に変換することを得意としており、XPFはそれを体現している組織だと感じています。

紙屋:色々なプラットフォームを横断して、ソリューションを組み合わせながら最適化しようとするときに、どれだけ引き出しを持っているのかが重要になってきます。デジタル技術を活用した最新のソリューションは一般的に欧米が先行するケースが多く、グローバルで活動しているアクセンチュアは他社の一歩先を行くことができます。

グローバル企業の強みを発揮し、市場的にどんなソリューションが優位なのか、確度の高い情報をキャッチアップできるのです。お客様からの依頼に対して「外さないソリューション」をいち早くデリバリーできることが、XPFのコアバリューだと思います。

紙屋平(かみや・たいら)
テクノロジー コンサルティング本部 クロスプラットフォームコンサルティング サプライチェーン&オペレーション グループ 日本統括 マネジング・ディレクター。2005年にアクセンチュア入社。素材・エネルギー本部にて、サプライチェーン全般の設計・開発・導入、運用までを担当。2020年よりクロスプラットフォームに従事。サプライチェーン全般の知見を活かしながら多くの企業変革をリードしている。

――新たな組織で様々なプロジェクトを進めるなかで、容易にはいかないこともあると思うのですが。

栗花落:個々のプロジェクト規模はかなり大きく、一人のメンバーで完結できることはないので、全体を上手くコーディネートして、チームとしていかに価値を出していくのかということが課題になってきます。様々なインダストリーやソリューション、さらには他の部署とも連携しながら上手くプロジェクトを回すことが求められています。

栗花落一史(つゆり・ひとし)
テクノロジー コンサルティング本部 クロスプラットフォームコンサルティング Enterprise Valueマネジメントグループ日本統括 マネジング・ディレクター。2003年にアクセンチュア入社。SAPプロジェクト経験20年以上、複数の業界において、多数の大規模かつ複雑なERP導入プロジェクトの企画から設計・開発・導入、運用までを担当。特にSAP財務会計/管理会計領域を専門としており、技術的側面だけでなく、CFOを支えるツールとなり得るかという観点でSAP ForumやJSUG等で講演を実施。2016年SAPマイスターIQ受賞。

谷山:やるべきことのスコープが広いので、どうしてもキャッチアップが多くなりがちです。ソリューションを理解し、ファンクションも知っていて、的確にお客様へ伝えられる、その状態はたしかに理想ですが、いきなりそんなレベルは難しいと思います。個々の成長を促しながら新たな人材を育てていくことに、一層注力していく必要があると考えています。

紙屋:今後さらに増えていくソリューションの中からどれを選び取るのか、ソリューションの目利きに難しさを感じることもあります。日本の市場に適合するのかどうか、どういったものがお客様に最適なのか、明確な基準を設けながら私たちの目で見極めていかなければいけません。

XPFは最新のソリューションに対して「貪欲」な組織

――近年、クライアントが抱えている課題はどのようなことが多いのでしょうか?

谷山:昨今の潮流として「ネクストデジタルはサステナビリティ」といわれていますが、意識の高い経営者は企業の持続可能性を常に考えています。単純にCO2を削減することだけがサステナビリティではなく、物事の長期的な影響を考えていく必要があるので、簡単には答えを出せない難しい問題です。

他にも大きな課題をあげるとすれば、少子高齢化に伴う人材不足ではないでしょうか。旧来のIT人材を指してレガシー人材と言われることがありますが、今後は各企業においてDX化に対応できるように人材を育てていく、あるいは新たな人材を獲得することが急務になっています。

お客様の課題はより複雑になっていく。市場的にどんなソリューションが優位なのか、「外さないソリューション」をいち早くデリバリーできることがXPFのコアバリューと言える。

栗花落:最近よく聞く現場の話で言うと「データドリブン経営」というキーワードがよく出されます。しかし、なかなか上手く行かないこともあり、システムを作り込み過ぎて逆にデータを活用しづらくなっているケースも見受けられます。解決策としては、もう少しERPでシンプルに作りつつ、他のソリューションも上手く活用するなど、アップデートしやすいシステムを作ることが重要になってきます。

紙屋:私が危機感を感じているのは、サプライチェーンをデジタル化する中で、業務が特定の熟練者に依存しているようなケースです。基本はシステム化しても、重要な部分は未だに属人化されているケースが多く見られます。生産計画の最適化の一つをとっても特定の熟練者の経験則で行われており、そのノウハウが継承されない。大きな市場環境の変化に晒されている今の時代、特定の熟練者のノウハウに頼った業務遂行は、事業を停滞させたり、最悪の場合は完全にストップさせてしまうリスクをはらんでいます。10年以上前から指摘されている課題ですが、高齢化・人材不足の影響でいよいよ切羽詰まってきたと感じますね。

世界中にいる60万人のメンバーが、新たな挑戦をサポート

――XPFで感じられる、仕事のやりがいはどんなことでしょうか?

紙屋:やはりファンクションという軸の中で、様々な業界やグローバルなソリューションに日々触れられることは、とてもやりがいを感じられると思います。それは決して上辺の知識ではなく、最新のソリューションの深い知見をキャッチアップできます。その上で、アクセンチュアの強みを活かしてシステムの設計から導入、さらには運用までを一気通貫で行えることは、XPFの大きな醍醐味ではないでしょうか。多くの知識を得ることは大変ですが、短期間で多くのスキルや経験が得られます。

谷山:アクセンチュアにおいて、おそらく私たちXPFがソリューションに対して最も「貪欲」だと思います。インダストリーやソリューションが決まっていないので、SAPやSalesforceなど特定のソリューションに縛られることなく、最新のものをすぐにキャッチアップできます。なぜなら、最適なソリューションを選ぶことが、私たちのミッションだからです。旬のものに触れられる楽しさを感じられるのではないでしょうか。

栗花落:私がXPFで一番良いと思うのは、プロジェクトを最後まで見られることですね。PowerPointで提案資料をつくって、説明するだけで終わりということは100%なくて、システムを変えるところまでやるとか、効果が出たことを一緒に楽しむとか、とにかく最後まで携われます。特に好きなのはカットオーバーした最初の1か月ぐらいですね。共に取り組んだ100〜200人のメンバーと一緒に、やり切った達成感を感じられます。

――では、XPFだからこそ挑戦できることはなんでしょうか?

谷山:アクセンチュアには元々、新しいものを積極的に取り入れていく企業文化があります。XPFでは今まで以上に多くのチャレンジが必要とされるため、目標達成のために失敗したとしてもそれを許容してバックアップできるチーム体制を整えています。

その背景として、アクセンチュアでは世界中に60万人以上のメンバーを抱え、専門分野における高度なプロジェクトを各国で推進しています。そのため現在取り組んでいるテーマがどんなに難解であっても、その領域に精通した世界のメンバーと繋がりながら必要な知見をキャッチアップできます。グローバルなフォロー体制で安心感があるので、一人で思い悩むことは無いと思います。

栗花落:誰でも自分が身を置く分野で「第一人者」と言われたら嬉しいと思いますが、いまXPFに入って経験を積めば各分野の第一人者になれるかもしれません。例えば、Salesforceを考えてみれば分かりますが、10年ほど前はここまで多くの人に利用されるとは誰も想像できませんでした。同様のブレイクスルーはこれからも起こる可能性が高く、新たなソリューションの知見を積み重ねることで、誰でも第一人者になれるチャンスがあると思います。

紙屋:具体的にどんなことにチャレンジできるかというと、逆にチャレンジできないことが無いような組織です。「これをやってみたい」「この場所で働きたい」という希望を否定することは基本的にありません。また、「何年経ってないとできない」とか「これは今方向性が違うからやらない」という消極的な判断もほとんど無いと思います。

谷山:また、我々が日々接しているお客様は、日本でも有数の大企業や有名企業も多いのですが、今までにないシステムの設計や改善に携われるチャンスがゴロゴロ転がっています。一般企業であれば10年に1回実行できるかどうかの大規模プロジェクトに、高サイクルで関わることができるわけです。刺激的でチャレンジングな組織なので、そういうことが好きな人にとっては最高の環境だと思います。

発足から1年のスタートラインに立ったばかりの組織ではあるが、一般企業にいたら10年に1回実行できるかどうかの大規模プロジェクトに関わることができるのは、なにより刺激的なことだと口をそろえる。

栗花落:まだ発足から1年のスタートラインに立ったばかりの組織、目的意識をチームで共有しながら失敗を恐れず前向きにチャレンジしていきたいという機運が高まっていますよね。

谷山:その中でも特にXPFは多種多様なソリューションを組み合わせて提案できるということで、個々の自由度がさらに広がっていると感じています。これから大きく飛躍する組織の中で各メンバーが楽しく働けるように、エンゲージメントの高い環境を整えていきたいと考えています。私自身、入社から20年経った今も変わらず楽しく仕事ができているので、この組織の魅力を多くの人に知って欲しいと思います。

  • TEXT BY VALUE WORKS
  • PHOTOS BY 黒羽政士
  • EDIT BY 瀬尾陽(Eight Career Design)

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